私市和宏さんの牧師任職への按手
(2025年9月20日)
(1)これからは、神と主イエスのお計らいにあって、アメリカとヨーロッパの教会と連携しながら、とりわけ「アジアにおけるキリスト教」が重要になります。キリスト教のこういう有り様を日本人へ提示することがコイノニア会の使命です。
(2)これを受けて、私市和宏さんが、ハーバード大学での受洗とフラー神学校の卒業資格を活かして、日本において「正規の牧師として」活躍するための正式の証人として、今回皆さんの目の前で、小泉、入路(にゅうじ)(あいうえお順)のお二人の牧師から按手の祈りを捧げていただきました。
(3)今日この日から、この京都のコイノニア集会は、日本人の牧師が正式に認める「京都コイノニア・キリスト教会」Kyoto Koinonia Church of Christ"になります。この教会の神学と信仰内容は、コイノニア・ホームページにあるとおりです。
(4)したがって、和宏が主催する(明日の)聖餐式に与った人は、単なる信者同士のパンとぶどう酒の分け合いでなく、カトリック教会やプロテスタントの諸教会と全く同じ「京都コイノニア・キリスト教会」の聖餐に与ったのです。和宏が授ける滴礼の洗礼も、「京都コイノニア・キリスト教会」の正式のメンバーになることです。
(5)なお、和宏の国籍は、現在「アメリカ在留のアメリカ国籍」ですが、何年か後に日本へ戻る予定です。どうぞこれからは、ここにおいでの皆さんは、心を合わせて、このコイノニアの交わりを守り続け、広げ続けてください。
(6)実は、今から70年前に、私は、宣教師さんたちの説くキリスト教に不満を抱いて、宣教師さんの「キリスト教会」を否定しました。私に異言を伴う聖霊の満たしを教えて、異言体験へ導いてくださった宣教師さんたちの教会を裏切るのは、赦し難い重い罪です。今深く深くその罪を赦してくださるよう主様に祈り求め、今回の出来事を通じて赦しが与えられたと信じます。
(7)また、今回も、今日、ご出席の石田王良さんの兄である晶彦さんが、8年ほど前に、コイノニア会の分裂を招いたとして、ご兄弟への集会参加を「一度は」断るという大きな過ちを犯しました。これも、自分の誤りを主に示されて、深くお詫びすると共に、改めて、ご参加をお願いしました。今日、この場に石田王良さんがご出席されたことを改めて深く感謝します。
【牧師和宏が目指す教会とは】
コイノニア会が思い描く教会は、自我流の狭い縄張り意識の「教会」ではなく、御霊に導かれることで、広く人類に輝きをもたらす「パブリック」な教会です。わたしたちのコイノニア会は、「自由な」交わりです。「自由」には、二つの意味があります。
(1)異言、預言、体の癒やしなど、霊能体験を大事にしながら、福音信仰への学問的な考察を怠らないことです。
(2)メンバーの各自が、自由に発言しながら、イエス様信仰による一致を大切にすることです。
【補遺】入路牧師と小泉牧師について説明します。入路牧師は、西神戸から、わざわざ横浜まででかけて、深谷牧師の主催する「キリスト馬鹿の会」の祈り会に出席しました。その折りに、深谷先生から、京都に私市が居ると告げられて、私の家を訪れたのです。それから、入路牧師は、西神戸から京都へ来て、二人で、月に一度の祈り会を始めました。小泉牧師は、横浜聖霊教会が、あのセクハラ問題で、執拗に批判された折に、深谷牧師が友人の小泉牧師をともなって、全く突然、私の家を訪れ、祈ってほしいと言ってきたのです。そこで、三人で、祈りました。これがきっかけで、西神戸の入路牧師と京都の私と横浜の小泉牧師と、三人の祈り会がオンラインで始まりました。これがずいぶんな長い間続いたと思います。お二人の牧師に、和宏への按手をお願いしたのは、こういう背景があるからです。
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