再び油撒き事件について

 残念ながら、2017年4月5日に、方々の神社や仏閣で、建物に油を撒く事件が再び起こった。わたしはすでに、この件について、先の油撒き事件の時にホームページで論じたので、ここで反論の根拠を繰り返すことはしない(聖書講話欄を参照)。今度の事件が、日本人のキリスト教徒を名乗る人物でないことを祈る。もしもわたしたちクリスチャンが、このような宗教的テロ行為に等しい卑劣な業を容認したり、厳しく批判することを避けるなら、現在、イスラムの過激派が行っている行為に対するイスラム教の指導者たちの反応が鈍いと言って、彼らを批判する資格が、わたしたちにはないことになる。現代の「いわゆるキリスト教」とその信仰者に潜む醜悪な「心の闇」をこの出来事は現している。いやしくも「ほんものの」クリスチャンなら、絶対に行ってはならない行為であることをこの際、とりわけ日本人のクリスチャンは肝に銘じていただきたい。これからの日本人のクリスチャンは、神社・仏閣に対する宗教的な偏見をはっきりとぬぐい去って、主イエス・キリストのもとにあって、いかなる宗教とも平和と和解を志すことを祈り求めるべき時が来ているとわたしは思う。

                      戻る      大和霊人の欄へ