東アジアのキリスト教
(2019年8月20日)
英米がそのキリスト教精神によって、世界を支配する時代は、今、終焉を迎えています。これからは、東アジアのキリスト教の時代が始まろうとしています。しかし、日本人一億総クリスチャン構想は、過去のキリスト教の経験に照らして見るときに、キリスト教にとって必ずしも好ましいとは言えないでしょう。日本で言えば、むしろ、総人口の三分の一がイエス・キリストの霊の民で、三分の一は神道系、三分の一は仏教系という構成が想定されます。イエス様の絶対恩寵は、キリスト教徒を始め、仏教徒にも神社の信徒にも働きかけて、大和(やまと)の民を一つにしてくださる。これがイエス様の十字架の赦しの働きです。同様のことは、韓国の場合のように、仏教と儒教とキリスト教の混成でも言えるし、中国の場合でも同様です。その上で、日韓中の霊の民が手を携えることが、アジアの平和と世界平和のためにとても大事です。行く行くは、インドも東南アジアも、ヒンズー教徒もイスラム教徒も類似の構成でキリスト教化するでしょう。すでに、過去何百万年かの間に、20種類以上の「ホモ」類が誕生しては滅んでいますから、私は、10万年か20万年後には、現生人類(ホモ・サピエンス)の時代から、「霊人」(ホモ・スピリトゥス)の時代への移行が生じると考えています。言うまでもありませんが、これは神御自身が働かれて起きる出来事ですから、人が自力でやれることではありません。ちなみに言わせていただけるなら、今はやりの人工知能が、神の導きを無視して人類をいろいろ操作しようとしても、平和は訪れません。かえって、惨めな失敗に終わるだけでしょう。
時事告刻欄へ