今の日本のために (2022年5月12日)
今の日本は、キリスト教を通じて、アジアに民主主義を広める使命を帯びています。言うまでもないことですが、民主主義は、武力によらず、権力によらず、民主主義によってしか、相手に伝わりません。だから、最新の情報技術を駆使して、あらゆる方法で、
中国を始めアジアの国々に、日本の民主主義を伝えることです。
民主主義で大事なのは、
「個人の自由」(freedom of individuals)です。これを「人権」(human right)と言います。「自由」は、それだけでは、「正しい」とは言えません。「自爆テロ」も「殺人」も、家庭内暴力もいじめも、自分勝手な「自由」(liberty)から出ているからです。憲法で保障されている「個人の自由」とは、
共同体のメンバー(community member)が、それぞれの個性を発揮することです。野球やサッカーなどのスポーツ選手は、チームのメンバーとして、その個性と能力を発揮することが求められます。個人の自由は、その人の個性を発揮して共同体を形成するために大事な働きだからです。個性を無視したチームは、強そうですが、本当の力を発揮できません。逆に、勝手な「私人」の集まりは、バラバラで、チームになりません。だから、「個人」とは、公人(public person)と私人(private person)のどちらをも含みますが、その両方を統合する働きをします。
人は、イエス・キリストを信じることによって、その人に「イエス・キリストにある自由」が与えられます。これは、自己勝手な自由ではなく、新約聖書が証しするイエス様に祈り、イエス様に従う心から生まれる自由で、その人に注がれる「キリストの御霊の力」から生じます。イエス様の御霊が、その人に働く時に与えられる「愛と力」です(ガラテヤ5章6節)。イエス様の御霊は、その人の個性を育て、夫婦愛を育(はぐく)み、家庭を護り、職場の正しい組織を作り、民主主義の国を形成する大事な働きをします。
現在の日本の情報能力は、欧米はもとより、韓国や中国に比べても劣っています。今の日本に求められているのは、
武力よりも核よりも、国外に向けての情報収集力と情報発信力です。「ペンは剣よりも強し。」これほど、平和で確かで力強い「安全保障」はありません。日本のクリスチャンの若い人たちにお願いします。これからの日本の運命を左右する情報の分野で、あなたたちが、世界の最先端の情報力を担ってください。日本の情報力をあなたたちが担えば、この国の「民主主義力」は、アジア諸国のトップに立つことができます。どうか、あらゆる情報力を駆使して、民主主義の日本をアジアと世界に伝えてください。これが今、イエス様の神が、日本に望んでおられることです。
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