凡例
(1)各章の初めの聖書本文には新共同訳を用いました。しかし、注釈では、必要に応じて違う訳を引用したり、私訳をあげたりしました。聖書の引照の場合には、新共同訳だけでなく、フランシスコ会聖書研究所訳註の聖書も併用しました。
(2)固有名詞の読みは、原則として新共同訳に従いましたが、ギリシアやローマの固有名詞などでは、デオニソス→ディオニューソス/デメテル→デメーテールなど、原語の発音に近づけたものがあります。
(3)目次の章番号は、上巻と下巻全体の通し番号にしてあります。これはネットで使用することを考慮したためです。したがって目次は上下共に総目次を載せました。
(4)本文中の引用文献や参考文献には略語形式を用いました。本書は学術書ではありませんから、頁を省き、英文の文献も日本語の略式を用いました。ただし〔TDNT()〕など、英語の略語をそのまま用いたものもあります。略式は原著書名と必ずしも一致しませんので、正確な著作名や原書名は文献表でご確認ください。通説の場合は文献名をあげていません。また、筆写(私市)が不適切だと見なす説についても、その著作者名を出していない場合があります。どうぞ御諒承ください。文献略語表は、「文献の略語」という性質上、上巻と下巻の目次の前に出してあります。
(5)下巻末尾の簡易検索は、ネットでも使用することを考慮してあります。このため、頁ではなく「見出し語」と「章番号」と講話か注釈かを識別する「類別」と参照すべき「項目名」をあげてあります。索引に補遺は含まれていません。簡便な手製なので、完全なものではありません。
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