【交信の記録】
           
質的に違う聖霊の働き
【来信】
石田王良 2017年11月
私市先生へ
深谷さんが、下記の様に、横浜聖霊キリスト教会での集会について、フェイスブックでコメントしていました。
「永遠の神がご自身の全てを賭けたもうた十字架を信受していくこと、それが聖霊を信受していくことです。私たちの共同体は聖霊の働きが豊かな共同体であるがゆえに、ある意味で苦しいところを通らされたのですね。能力みたいなもの、他宗教やシャーマニズムに由来する現象から聖霊の力を識別し峻別していくという大きな宿題です。今回の私市先生はその答えを預言的に携えて京都から来られました。
 福音は救いをもたらす、救いに至らせる神の力、デュナミスと言った時に(ローマ1の16)、何か神の力とは、近現代的な人生の質的意味的な転換、ナラティブの組み替えのような生き直しというような発露ではなく、複数形に現れるような即時的現象的な神による力ある様々のみわざ、奇跡行為を要素として含むということなのです。聖霊伝道者パウロの実感としては、それが強いことは予想に難くありません。福音は神の力とはそういう、スーパーヒューマンな大きな力である、という宣言だというのですね。 つまり、聖霊の力は、今ここに働く福音の力であり、それは永遠の神が全てを賭けたもうた十字架による和解の福音の一部てあり、そういうものとして、大切なものとして、聖霊の働きの重さを信受していけ、ということなのです。 
 ここに、私たちの間に起きるみわざは、他宗教やシャーマニズムの霊能力や現象とは質的に全く異なる、神様ご自身が全てを賭けられたあの十字架の愛のほとばしりであり、その中に生かされているということの証左である。そういうことを心していきなさい、真っ芯で受け止めていきなさい、ということなのですね。」
 深谷さんのコメントはちっと私には難しいのですが分かります。
「他宗教やシャーマニズムに由来する現象と聖霊の力を識別し峻別していくという大きな宿題です。」 コイノニア会の霊性は私にとって「聖霊の力を識別し峻別する」御霊の力として働いて下さるのだと思います。
 今、東京コイノニアもこの変化の中で私の果たすべき役割が果たせるよう「色即是空 空即是色」です。
【返信】
私市元宏(2017年11月13日)
 金曜から土曜にかけての東京集会でお交わり本当に有り難うございました。横浜集会も、厳しい試練の中にあり、全員で祈り、深谷、柴田牧師と三人だけでも祈りました。これで、コイノニア会の舟も、どうやら
無事に主様を乗せてカファルナウムへたどり着けそうです。
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