【来信】
霊歌についてお聞きしたいのです。 というのは、異言を伝えた姉妹が賛美の時に楽譜にない何とも言えない旋律が生まれるそうです。 彼女は音大の声楽科を出ており賛美の賜物があり 小ホールでのコンサートなども開いたことがあります。このような事もあるのでしようか。
【返信】
(1)「霊歌」は異言と並んで初代教会時代から続いている<聖霊の満たしの現れ>の一つです。異言から霊歌に移る場合もあり、霊歌から異言に移る場合もあります。私の妻は、時々霊歌が出てきます。また、かつて私の大学の学生で、まだイエス様のこともキリスト教のこともよく知らないままに、ただ、イエス様のみ名によって熱心に祈りなさいと教えたところが、祈っていると不思議な歌が出てくると言ってきました。この場合は、異言も霊の満たしもなんにも知らないままに、いきなり自然と霊歌が出てきたことになります。彼女も驚いていましたが、私もびっくりしました。
(2)「霊歌」というのは、普通の歌のことではありません。すでに歌われている歌とか自分の知っている賛美歌が出てくることとは違います。全く知らないメロディが御霊に満たされて出てくるのです。ですから、これはメロディだけで、言葉は伴わない場合があります。しかし、「ハレルヤ」などの賛美の繰り返しのように、言葉を伴う場合もあります。コロサイ書3章16節の「霊の歌」とあるのがこれです。妻の場合は簡単な言葉を伴っていて、このときに出てくる声は、自分の普通の歌声とは違った声のようで、まさに聖霊が歌っているという感じがするそうです。私も大勢の人たちと異言で祈っているときに、祈りに交じって霊歌が聞こえることが時々ありました。私の聞いたのはほとんどが女性で、男性の霊歌はまだ聞いたことがありません。わたし自身は霊歌の経験がありません。
(3)しかし、このような霊歌は、キリスト教の賛美歌の誕生に深く関わっていると思われます。おそらく賛美歌の多くが、はじめはこのような霊の歌であったのが、楽譜となって意識的な賛美歌へと発達したのではないでしょうか。私などは、バッハのオルガン曲を聴いていると、時折異言の祈りや霊歌の響きをその奥に感じることがあります。キリスト教音楽の「根」にあるのが霊歌の「音」ではないでしょうか。だから、音楽の才能のある人に霊歌の賜が臨むというのは極めて自然なことだと思います。
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