セル集会の件で
                   (2024年4月5日)
【来信】
 私市先生が、かつて、主人に、「あなたの召命は、間違いない」と仰ったとき、主人にとっては青天の霹靂の気持だったと思います。本人の長い療養生活。自分自身の今後の生きがい探しや、事務の仕事にも行きましたが、ストップがかかり、考え抜いて、召命の確信に至ったと思います。私も、主人が退職してから、彼と共に長いトンネルを祈りながら、見守り応援し歩んでおりましたので、主人が、やっと強い気持ちで、「私市先生から、あの時言って戴いた、按手を受けてみたい」と申しました。この間、私たちは、2人で力を合わせねばなりませんでした。2人で一緒でないと出来なかったのです。覚悟は出来ています。訓練期間だったと思います。
【返信】
ご夫妻へ :本日(4月5日)、大事な内容のお葉書を受け取りました。内容がとても重要なので、「はがき」ではなく、長文のメールで送らせていただきます。
(1)お便りには「召命」のための「按手礼」とありますが、これは、イエス様を信じて洗礼を受ける人への「入信礼」のことではありません。そうではなく、入信して、授洗して、その後で、 <イエス様を宣べ伝える>ために「献身」することです。だから、通常は、仕事を辞めて、神学校に入って、訓練を受けて、牧師の資格を与えられた人がやるべきことです。
(2)しかしながら、コイノニア会では、仕事をやりながら、神学校を出ていなくても、入信して受洗した人が、イエス様に導かれて<伝道する>決心が与えられ、<実際に伝道活動を始める>ことを認めています。
(3)これは、正式の牧師の資格がない人でもやることができる「平信徒伝道」です。大きな教団に属しながら、家庭集会などでこういう「平信徒伝道」をする人の集会を「セル(細胞)集会」と言います。私の記憶に間違いがなければ、あの時、確か、ご主人のほうから、「伝道に献身したい」という申し出があったと覚えています。 私が、ご夫妻に伝えたのは、こういう「セル集会」を始めることです。
(4)セル集会は、結婚した<二人が力を合わせ>なければできません。入信は、どちらか一人でもできますが、セル集会への献身は、結婚した人の場合、<二人一緒>です。お二人にその覚悟がありますか?
(5)もし、<二人一緒でセル集会を始める>決心がついたなら、まず手始めに、現在のコイノニア会の「オンライン集会」に出席してください。コイノニア会の京都集会の皆さんと知り合った上で、<皆さんの観ている前で、>オンラインで、<召命の祭儀>を行ないます。
(6)あわてること、急ぐことはありません。今から、時間をかけてゆっくりとやってください。91歳の私の目から見れば、あなたたちの「先はまだまだ長い」です。
(7)4月27日(土曜日)の午後1時からのオンライン京都集会へご出席ください。そこで、皆さんに顔を覚えていただきます。インターネットで whereby.com/koinonia と入力すれば、オンラインで、会に入ることができます。 コイノニア会のホームページの集会案内欄をご覧ください。以上とりあえず、連絡させていただきます。 私市元宏
【再来信】
  私達に先生がお伝え下さった意図、承知しました。コイノニア会の「セル(細胞)グループ」を始めることですね。結婚すれば一体となりし2人ですが伝道集会をすることは<2人で力を合わせ><二人で一緒に>力を合わせること。その覚悟が必要であることを先生は問うておられるのですね。先生が主人に「Mさんの召命は、間違いない」と仰ったとき、主人にとっては青天の霹靂気持だったと思います。 
 コイノニア会4月(土曜日)の午後1時からのオンライン京都集会から出席させて戴きます。5月は広島で主人の母校の関西学院大学の神学部卒(主人は社会学部卒)の牧師先生と、私の母教会の先輩がやはり広島で牧師をしておられるのですが、礼拝に出席させて戴くことになっているので出席できませんが、6月から又、出席します。今後とも宜しくお導き下さい。あわてず、急がずに、祈りつつ歩みます。
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