『東アジアにおける日本の使命』について
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              (2023年4月5日 私市元宏)
  今回出版した私の著作『東アジアにおける日本の使命:平和憲法に見るキリスト教的霊性から』は、アジアの民主化とキリスト教と日本とを扱うものです。「あとがき」をお読みくださればお分かりいただけるように、こういう大きなテーマは、ひとへに、コイノニア会と、この研究会と、それに、この著作に名前が出てくる京都大学の信仰の友人たちのおかげにほかなりません。京大は、かつて、「右翼アジア主義」を唱えた責めを負わされたことを想い出します。信友たちに改めて、心から感謝の意を表します。ここにいたるまで自分に与えられた主様からの   絶大な恩寵を想う時、二千年前にパレスチナに存在しておられたあのナザレのイエス様への単純な信仰がもたらす驚くべき御霊のお働きを想わずにおれません。三位一体の正統信仰から降るこのような神の深い慈愛と、主様の絶大な赦しのパワーが、今は、ただ、ただ有り難く、この著作が宛てられている日本人に、さらには、この著作が扱う、中国や韓国やその他の国々の人たちに、ひいては、この著作で語られているあらゆる出来事の全体に、不思議な「おはからい」を覚えて、深い感謝の念を抱くものです。これらの出来事すべてを生起させておられる神に向かい心から賛美と感謝をお捧げします(詩編117篇)。アーメン。ハレルヤ。AMGD(Ad Majorem Gloria Dei:より大いなる神の御栄光のために)〔Gerard Manley Hopkins (1844--89)の座右銘〕。
               
日本の使命へ   五分間説教集