コイノニア会の献身への祈祷
   (2016年2月27日の京都集会で)
今日は、Aさんの京都集会での最後のご参加ということで、ご本人の希望により、献身への祈祷を行ないます。 さらに、本日司会のIさんとNさんにも、それぞれのご希望により、献身への祈祷を行ないます。かつて、深谷さんが、我が家の集会で献身への祈祷を受けて、それから神学校に入り、現在、牧師として横浜で活躍しています。
 その前にもう一つご報告しなければならないことがあります。それは、過日、Nさんが、コイノニア会への特別献金と言うことで10万円を寄付してくださいました。この機会に、『さがの月報』と『光露』と『コイノニア』(これはわたしの癌のため3年前に印刷中止になりました)、これら三つの会誌を10冊ほどに合本して後世に遺すことにしました。これもNさんが、『コイノニア』のバックナンバーを遺したらどうか、という提案を受けていて思いついたことです。これで、このコイノニア会で、どんな人が、どんな時に、どんな発言をしたのか、これが後世に遺ります。
 献身への祈祷と会誌の合本の二つを見て、コイノニア会が、今、一つの転機を迎えているのを実感します。今までのコイノニア会は、『さがの月報』を見れば分かるように、なんでもありの自由そのものでした。この伝統は今も生きていて、コイノニア会の霊性の大事な要素になっています。これはこの60年間、日本は実に平和で自由なくにであったことと関連しています。ところが、これから、この国はどんな方向へ向かうのか?今、コイノニア会は、この転機にあって、新たな方向へ向かおうとしている。そういう意味です。
 しかし、現在、このコイノニア会には、今までになかった、新しい意義と使命が与えられているのを覚えます。それは、人数ではなく、その霊性において、このコイノニア会が、日本人のエクレシアへの一つの指針としての大事な役目を担っていることです。祈祷を受けてから、神学校に入り牧師になるか、あるいはこのままで、活動を続けるか、どちらの道も可能です。コイノニア会のホームページには、伝道活動に献身され祈祷を受ける方々にとって、どうしても必要不可欠な知識が網羅されています。コイノニア会のホームページだけで、知識として十分伝道活動を実践することができます。
 だから、三人の方々は、知識や理性の面で心配は要りません。 むしろそれよりも大事なのは、これからは、与えられた信仰への知識と理性を、なんのために、どうするべきかが、これが求められています。イエス様が御復活の後で、弟子たちがイエス様に、「何時イスラエルに神の国が啓示されるのか?」と尋ねます。するとイエス様は、「時と場合は、父がお決めになることだから、あなたたちが知る限りではない」と答えます。それからこう続けます「あなたたちの上に聖霊が降るという力を受ける。そうすれば、あなたたちは、わたしの証し人とされる。エルサレムでも、ユダヤ全土でも、サマリアでも、地の果てまでも」(使徒言行録1章7〜8節)。
 今から、日本人のリヴァイヴァルが何時どんなふうに始まるのか? それは父がお決めになることです。しかし、この三人の方々には、なんのために、どうすべきかがはっきりと示されいます。
(1)ナザレのイエス様の御霊の御臨在を伝えるために用いられること。
(2)このためには、イエス様を愛して、イエス様に自分の理性と言葉を、すなわち自分自身を、全面的に委ねきる、信じ入る、「ピステイオー・エイス・イエスーン」することです。
(3)自分の言葉と理性を主に全部委ねきるなら、聖霊が必ず降り、異言を伴う御霊のバプテスマを体験できます。
【献身への祈り】
ナザレのイエス様、どうか、この三人の方々をあなたの御臨在の証し人として用いてください。そのために、異言を伴う御霊のバプテスマをお授けください。
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