我々は唯一の神、万物を支配しておられる御父、天と地と、すべての見えるものと見えないものとの造り主を信じる。また、唯一の主イエス・キリストを〔信じる。この方は〕神の御子、御独り子であり、すべての代々に先立って御父より生まれ、光からの光、真の神からの真の神、造られた者ではなく生まれた者、御父と
同一本体の者(ホモウシオス)〔であり〕、すべてのものはこの方を通して作られた。この方は、我々人間のため、我々の救いのために天より下り、聖霊と処女マリアによって受肉し、人間となられた。我々のためボンティオ・ピラトのもとで十字架につけられ、苦しみ、葬られた。聖書にあるとおり三日目に復活し、天に昇り、御父の右に座しておられる。この方は生ける者と死せる者とを裁くために栄光を帯びて再び来られるであろう。その国には終わりがないであろう。また、我々は聖霊を〔信じる〕。この方は主であり、生命の与え主である。
御父から〔後のラテン語では、「御父と御子から」〕出て、御父と御子と共に礼拝され、共に栄光を帰される。この方は預言者を通して語られた。また、唯一にして、聖なる、カトリックの、使徒的教会を信じる。罪の赦しのための唯一の洗礼を宣言する。死者の復活と未来の生命とを待ち望む。アーメン。(小高毅編訳)〔『原典 古代キリスト教思想史』(2)246~47頁〕
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