令和の「霊の民」
                                   (2019年5月11日)
  
イエス・キリストを信じて新しく生まれ変わった日本人は、 救済史的に見れば、個人の「霊の体」を「永遠の今」において生きる人です。今(2019年5月11日)から70余年前に、日本は、太平洋戦争に敗北して、戦争中に唱えられた「大和魂(やまとだましい)」を失い、日本人は自信を喪失しました。ところが、人間の弱点と罪性をも<逆転させる神の恩寵>によって、今、新たに「霊の民」となる日本人が、私たちに啓示されています。この恩寵は、先の大戦で犠牲となった何百万という日本人と海外の人たちの命と引き換えに与えられたものです。だから、これらの尊い犠牲を深く想い起こして、イエス様の神の恩寵を軽んじてはなりません。
 「霊の人」は、「あの世」で魂が永遠に生きる人のことではなく、復活して今も御臨在くださるナザレのイエス様と共に、「永遠の今」を「この世」で生きる人です。「霊の人」とは、変転するこの世にあっても、主と共に居ることで、無心の平安にあって生きる人です。この5月に、日本は「令和」の時代に入りました。「令和」とは「麗(うるわ)しい和」のことです。「兄弟相集い和している。何と善いこと。何と麗しいこと」(詩編133篇1節)とあるように、イエス・キリストの民は、宗派の違い、宗教の違い、人種の違い、性別、文化、階級の違いを超えて、「相集い相和して居る」ことができる民です。令和の日本は、「霊の人」という新しい日本人を世界に向けて発信することができます。アジアの平和を守り、世界の平和に貢献する新たな日本人を世界に向けて提示することができます。この霊の民は、三位一体のペルソナを具えた「三間一和(さんかんいちわ)」の交わりの神を信じる民です(福音七講4章→「間と和の三位一体」を参照)。こういう日本の霊の民は、神の恩寵に与ることで、信徒の交わりを大切にし、夫婦愛を全うし、親に孝行、先祖を敬い、国と隣人を愛する人です。人の命を奪わない。人の愛を盗まない。人の物を獲らない。人の信用を傷つけない。権力や富や物を独り占めしない。これが日本の霊の民です。
                  日本の霊の民へ