用語について 

このホームページは、書物になっている著作類を「ネット」として掲載し直したものではありません(自作の著書もいくつか含まれていますが)。そもそもの始めから、誰でも、いつでも、どこでも、好きなように読んでくださることを念頭において、「ネット用」に作ってあります。学問的に的確であるよう心がけていますが、スマホなどでお読みくださっても、<とにかく見やすく分かりやすい>ように心がけました。ネット版ですから、これを読む人も、必ずしも教会に通うクリスチャンや、聖書研究に関心のある方々だけでなく、「たまたまスマホで読む人」でも、なんとか分かるようにという思いで作りました。

 したがって、使われている用語も、聖書の文書名も、「正規の」言い方を変えたり、異なる表記になっています。例えば、「Q文書/Q資料」を「イエス様語録」のように、キリスト教のことを知らない人でも、なんとか分かるように配慮しました。聖書の文書名は、例えば、「ヨハネによる福音書」を「ヨハネ福音書」と簡略にしました。ネットで聖書の引照箇所の章節を記述すると、数字を見誤る場合があります。「ヨハネ 一」を「第一ヨハネの手紙」のように英語式にしたのは、コンピューターやスマホの画面では、「ヨハネ 一(1) 一(1)章一(1)節」のように、数字の連続を見違えるおそれがあるためです。さらに、例えば儒教や仏教関係の文書のように、同じ文書が、異なるテーマのもとに、再編されてリンクしています。

 このように、ネット版なりの事情がありますので、奇をてらっているとか、勝手な言い方だとか、お叱りを受けるかもしれませんが、正しい題名や正規の用語は、それぞれの教会で用いられている様式を学んでくだされば、それでいいと思っています。どうか、意のあるところを汲んで、ご理解くださるようお願いします。

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