交信の記録
福音を伝える人
【来信】
石田王良
2017年3月24日
私市先生へ
便り有難う御座います。私はコイノニア会の方々に触れ一人一人の方々が自立した信仰を持っておられるのに感銘を受けました。以前、属していた諸集会では聖書以外の書物は不適切であると言った風潮があり神学校での学びは霊的でないと聞かされおりました。では、どれだけ聖書に精通して霊的であるかは諸集会という檻の中での判断です。私の不適切な行動により諸集会から結果として追放され、コイノニア会に導かれました。
コイノニア会を通して示された聖霊様の御臨在は私を真の命へと導いてくれました。家内を初め子供達、特にクリスチャン親族に「信じて与えられたその時から永遠の命が始まる」素晴らしさ、凄さ、驚き、神様の御前に畏れが与えられ、ただただ言葉もなくひれ伏させられる。こんな出来事を伝えられるのは経験させられた者だけです。
私には多くのクリスチャンの親族がおりまが、コイノニア会の方々の様に自立した信仰が与えられておりませんし知識もありません。興味が無い方にコイノニアのホールページは難しいのですね。私ぐらいの聖書知識で語る言葉が丁度いいのだと思います。今は、家族、親族に語る機会が与えられております。より多くの方々に福音を伝えられること願います。
【返信】
石田王良さんへ
前回の大阪集会でのあなたの証しを聞きながら、思ったことがあります。貴兄の話は、具体的で現実に即しており、しかも語る内容が分かりやすいのが特徴です。こういう話し方と信仰は、まだイエス様のことを全く知らない人たちのために適切だと思います。今後の、貴君の働きの場は、未信者伝道にあるのではないか。こう思わされました。あなたの語り方は、福音を<部外者に>伝えるのに適切だと思います。大事なのは、言葉や理論ではなく、現実の生活に起こる<出来事>だからです。これが、言葉で言い表せない<神の御言葉>だというのが、聖書のメッセージです。
もう一つ、ご夫妻が部外者へ福音を伝えるのに適切な方だと感じるのは、お二人そろって信仰を歩んでおられることです。この「おしどり信仰」こそ、福音を人々に伝える大切な資格です。異言の祈りを絶やさず、さらに高次な霊性を求めてください。
あなたのような語り方に対して、予測される批判としては、
(1)そういう信仰の有り様は御利益的だという批判です。これに対しては、イエス様は「善い羊飼い」(ヨハネ10章)だから、羊に「善いこと」をしてくださると答えてください。
(2)学問的、論理的でないという批判には、学者・ファリサイ派に対するイエス様の批判をそのままかえしてやればいいのです。とりあえず、与えられるままに書きました。ご家族へのご健康と祝福を。
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